蒸気性状計算ツール(飽和圧力・エンタルピー)

IAPWSのWagner式で飽和蒸気圧と飽和温度を求め、乾き度を考慮した湿り蒸気のエンタルピーを算出します。

0℃より高く374℃(臨界点)未満で入力します。

1が乾き飽和蒸気、0が飽和水です。ボイラー出口では0.95〜0.98程度になります。

絶対圧で入力します。ゲージ圧の場合は約101kPaを足してください。

計算精度について

飽和蒸気圧・飽和温度はIAPWSのWagner式を用いており、蒸気表と小数点以下まで一致します。 一方、蒸発潜熱はWatson式による近似のため、蒸気表とは最大3%程度のずれが残ります。 設計計算で厳密な値が必要な場合は蒸気表を参照してください。

蒸気性状計算ツール(飽和圧力・エンタルピー)の使い方・活用シーン

使い方

蒸気性状計算ツール(飽和圧力・エンタルピー)は、IAPWSのWagner式で飽和蒸気圧と飽和温度を求め、乾き度を考慮した湿り蒸気のエンタルピーを算出します。画面に表示されている入力欄に必要な項目を入力し、ボタンを押すだけで結果がその場に表示されます。入力からボタン操作、結果の確認までは数秒で完結し、専門的な予備知識がなくても迷わず使えるように作られています。入力した内容がToolHubのサーバーに送信されることはなく、計算処理はすべてお使いのブラウザ内だけで完結するため、氏名や個人的な数値など、他人に見られたくない情報を扱う場面でも安心してご利用いただけます。結果に納得できない場合は、入力内容を書き換えるだけで即座に再計算されるので、条件を変えながら何度でも試すことができます。

どんなときに使うか

物理・工学計算」に関する作業のうち、とくに蒸気表・飽和蒸気圧・飽和温度・エンタルピーに関わる場面で役立ちます。手元に電卓や表計算ソフトがないとき、あるいは毎回同じ計算式を手で入力するのが面倒なときに、このページを開くだけで済ませられるのが最大の利点です。スマートフォンからでも同じ操作でそのまま使えるため、外出先や授業・会議の合間などパソコンを開けない状況でも、必要な数値をすぐに確認できます。ブックマークしておけば、次回以降はワンクリックでこのツールに戻ってこられます。

計算の仕組み・メリット

乾き度とは何ですか?
湿り蒸気に含まれる乾き飽和蒸気の質量割合です。x=1が完全に乾いた蒸気、x=0が飽和水で、ボイラー出口では0.95〜0.98程度になります。
100℃の飽和圧力が101.325kPaちょうどにならないのはなぜですか?
水の常圧沸点はITS-90温度目盛で99.974℃と定義されているためです。100℃では101.42kPaとわずかに高くなります。本ツールの値はIAPWSの蒸気表と一致します。

このように、計算の根拠となる考え方をあらかじめ明確にしたうえでロジックを実装しているため、表示された結果がどのような前提で導かれたのかを確認しながら安心して利用できます。また、ToolHubのツールはすべて登録不要・完全無料で、広告の表示以外の目的で個人情報を収集することはありません。気になるツールが他にもあれば、ページ上部のカテゴリーメニューや検索欄からすぐに探せます。